牛のいのちへの感謝を考えた末
辿り着いた答え

 今でこそ、健康で強い牛たちを育てる毎日となっていますが、ほんの昔までは、病気になってしまう牛の対処に悩む日々を抱えていました。病気を直すために、様々な抗生物質を与えて治すものの、まもなく効力がなくなり、また別の抗生物質に頼るという悪循環に陥っていました。
抗生物質や添加物に頼ってばかりでいると、牛の免疫力も次第に落ちて弱くなってしまうため、牛の負担を考えて手を出さないようになりました。そんな悩みも解決しない中、転機となる「酵素」との出会いがやってきます。


半信半疑で牛に与えてみた所、わずか3日で牛の様子に変化が起き、草を食べる量が大きく増えました。植物性の酵素のおかげで、牛の状態が明らかに好転し、与える稲わらなどにも酵素を使い、化学的な添加物や肥料を使わない自然な方法で育てる事にこだわるようになりました。 送り出す事となる牛も一つの大切な「いのち」と考え、人を育てる事と同様に最善な環境、食を今でも追求しています。いただく「いのち」に感謝の気持ちを持って、次の「いのち」へ繋げていく。平成28年の熊本地震で、より強く感じた思いです。
熊本地震の時、私たちの牛舎は倒壊し、牛が負傷するなどの被害を受けました。商品として価値のつかない牛たちの「いのち」を無駄にせぬよう、自分で肉の販売免許を取得し、「いのち」を繋ぐ事を行って参りました。

牛といえでも一頭一頭に違いがあり、健康状態の変化もあります。愛情込めて毎日世話をする事で、こまめなケアが可能となり、酵素と脱抗生物質の自然の恵みを与え、清潔な牛舎とミネラルたっぷりの湧き水、太陽の光をたっぷりと浴びる放牧…と心身ともに健康な牛が育っています。
私たちはこれからも、牛の「いのち」と自然の恵みに感謝しながら、星の和牛を続けて行きます。

  • 牛舎の様子
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